ギリシアの人々は、生活の合理化と簡素化を理想とし、人間中心の現世的生活感をもち、中庭に面して客室、寝室、居間、主婦室、台所など独立した部屋を配置したモルタル造りの簡素な住居で生活をしていました。
生活に必要な家具を最小限室内に備え、装飾は壁掛けぐらいでした。
家具の装飾も排除され、機能的な形と美を求め、古典様式の基礎をつくりました。
おもな家具は座具で、高貴な客のためのスロノス(肘掛け椅子)、ディフロス(四本脚のスツール)、優雅な曲線脚、人を疲れさせない背もたれの婦人用の椅子クリスモス、公的な場所に使われたオクラディアス(折りたたみスツール)があります。
世界最初の市民社会を築き、生活様式では私的生活と公的生活を分け、公的生活を重んじていました。
神殿、議場、体育施設、劇場などの公共建築は立派につくり、ヨーロッパの文化や芸術に大きな影響を及ぼし続けています。